ナカのイチの、ミシンの煙

“ナカのイチ”がヨーロッパ旅行を機に立ち上げたブログ。旅行初心者の方にとって分かりやすい資料になればな~という軽い気持ちのスタートです。お目汚しですがご寵愛ください。他に建物、漫画、映画、怪談(?)など

2017-10

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セゴビアにて~白雪姫とローマ帝国~

トレド→セゴビア
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     正直トレドからセゴビアに移動する移動手段が不安だった。一つの市に路線が直接つながっていない国鉄駅が2つ以上あるのはヨーロッパにはざらにあり、バルセロナや最終地パリもそうであり、またマドリッドもそれに近い一つである(ただしマドリッドは国鉄に乗っての移動も可能であるが、路線も多い上に直通の本数もまばら)。国鉄駅間はバスや地下鉄、タクシーでの移動、もしくは徒歩となるのが常である。マドリッドも初心者の自分には特に分かりにくく、少し苦労した。それでもトーマスクック時刻表で時間は押さえていたので助かる。今回のヨーロッパ旅行で、自分にとってはパスポート以上に大切なものでまた気を使って扱っていたもの・・・それはユーレイルパスとトーマスクック時刻表である。理由・・・パスポートは無くしても再発行が可能。ユーレールパスは再発行が無理。トーマスクック時刻表・・・ヨーロッパを鉄道旅行するのにこれを無しで計画、または現地で予定変更するのは自分にとって不可能。またこの時刻表は日本かイギリスくらいで無いと本屋で売っていないそうな(旅の途中、フランスで何件かトーマスクック社の代理店を見かけたが、そこでも売っていないのだろうか?)。閑話休題、セゴビアにマドリードから二時間かけて到着。
      車窓からの風景に感動
           スイスの車窓風景に続き、スペインの車窓風景にも感動(不思議とイタリアは車窓風景に関して余り印象が無い)。地平線というのを初めて見た。考えてみればスイスは山に囲まれていて地平線は皆無であったし、僕もせっかくの海外に来ているのに地平線の存在を全く失念していた。
           地平線を初めて見たのは感動である。日本ではまずお目にかかることは無い(北海道にあるらしいがそれでも僕としても地平線を見に行くために北海道に行くことは無いであろう)。日本は常に家や建物、そして山もしくは海が見えるのだが、それに比べスペインの国土の広さというのを実感せざるを得ない。乾燥した土地に生きる植物と強い日差し。それらが地平線に向かって延々と続いていく光景を眺めながら改めて、自分は今外国で旅をしていスペインを旅しているという感情がこみ上げてくる。こういう風景を見て日本人の自分を強く意識するだけで旅行にきた価値は大いにあると思った。美術品などは企画展示などで日本にもってくることは可能であっても自然や大地を持ってくることは出来ないのだから。
     
セゴビアで宿を一発で確保。非常に感じの良いプチホテルである。英語は喋れないが感じの良い女性レセプションである。セゴビアも旧市街地が見所なのだが、何せここは見所が範囲が狭い割に多い。一つ、ディズニー映画白雪姫に出てくるお城のモデルとなった『アルカサル』、2つ、「貴婦人」という異名を持つ『カテドラル』、3つ、紀元1世紀前後の約二千年前に建造された遺跡『ローマ水道橋』4つ、名物郷土料理『コチリーニャ・アサッド(子豚の丸焼き)』が当地の観光目的である。
     宿にチェックインした後は、最初にアルカサル。最初にいうとここがセゴビアで一番感動したところだった。観光する中で、割と自分の感動するポイントや物、建物というのはソレのたたずむロケーションの条件の良さというのがあったわけだが、ここもロケーションは最高である。城は小高い丘上の大地にあり、周囲に見えるのは日本で見受けられない平原。向かって右を向けば荒々しい大地と遠くに見える街、そこに続く一本道を見下ろし、左を向けばスペイン独特の気候によりはぐくまれた自然。眼下にはスペインで今まで見ることの
無かった穏やかな緑が小川沿いに自生している。そしてそれらを見下ろすがごとき城はその尖塔が幾本も空へと先端を向けている佇まいの優雅さ。城へのアプローチも中世のイメージとおりのアプローチ。いざ城に入るがコレまでどんな聖堂をみても無かった、控えめであるが豪華過ぎない洗練された美意識がそこかしかと見て取れる。城の窓から先程みた大地の景色が見えるわけだが、その一枚一枚が絵画のような構図を呈している。ただの風景ならそこまでの感動はなかったかもしれないが、窓に切り取られた風景がルネサンス時代の絵画の構図を凌ぐくらいの素晴らしい構図の風景である。白雪姫城のモデルになるのもうなずける美しさ。一度城から出るも、再度係員にお願いして入らせてもらいました。中世の城でここまで感動を受けるとは・・・。正直豪華主義に辟易していたところもあるので、これから先自分が感動や感銘をうける場所は田舎や絵画、自然とかそういった箇所のみだけかなと思ってました。
 続いてローマ水道橋であるが、これをみてすぐに頭に浮かんだ言葉があってそれは「ローマが滅ぶ時、世界は滅ぶ」と言い残したローマ人の言葉である。旅のはじめからその知識は入れており、まあ傲慢な民族だね。っという程度に思っていた。ローマの遺跡群を見ていても街全体が凄すぎてなんかあたりまえの景色となってマヒしていたんでしょう。イタリア・ローマから遠く離れたスペインの内陸部でまさか二千年前のこの驚愕の建造物を目の当たりにするとは。日本では絶対考えられない・・・。もとより石の文化が無く木の文化であるからという事実的側面もあるが、地震大国である日本では、まず作ったとしても残らないであろう、その石の構造物の危さよ。古代ローマ帝国の偉大さというのはこの遠く離れたスペインでも二千年前にこの巨大な水道橋でも見てとれる。初めはローマ人というのは傲慢だなとおもっていた印象が、ここにきて初めてそう思っていても仕方ないよな~。こんな巨大な遺跡をこんな離れた場所に自国の技術で築いてるねんから・・・。といった感じである。実際西暦1800年代までは水が流れており、今でもそこに水道管がとおっているというから驚きである。一見、水平なこの橋にはちゃんと水勾配がとられているのである。構造体自身の感じた危さは写真の収めているので、それを証拠とする。
     カテドラルは内部見学時間は終了しているので、その美しい外観のみを収めてレストランへと向かう。
     レストランではセゴビア名物の子豚丸焼き『コチニーリャ・アサッド』が目当てである。18世紀から続くレストランで、子豚の丸焼きといえばここのレストランというくらい有名な店らしい。スープもスペイン名物のスープ『Sopa de Castellana』を頂く。スープはニンニクと玉子とパンのスープであるが、パンのスープというのが新鮮であり、初めて食べたときはパンとは思えず、肉のゼラチン質を煮込んだのかな?と思えるほどのコクもある。メインディッシュの子豚の丸焼きは皿で肉をきるパフォーマンスをする程柔らかい肉質らしいのだが、期待して味わうと・・・当然文句なくおいしい!今まで食べてきた豚肉や、また想像していた味と全く違い、非常に鳥肉に近い食感とでも言おうか。ナイフに力を入れることなくスイスイと肉を切り分ける、というか、ほぐしていくことができる。ゼラチン質にも当然肉のうまみは存分に含まれており、名物料理に恥じない味である。調子にのりスペインにきてまだ一度も味わっていなかった世界最高峰の生ハムをここの名店で味わおうと思い、どうせならということで生ハムメロンを注文。生ハムは好きだがやはり僕は余りメロンは好きではないようだ。と会計であるが、77ユーロ(約¥11000)!散財しましたな~。今回のヨーロッパ旅行は現地生活費は宿泊費込で一日¥11000以下と決めているので、晩飯だけですでにその日の予算を使い切ってしまった日である。
     ひとしきり観光と食事を楽しんだ後に宿に戻り、明日からのスペインプランをどうしようかと真剣に悩む。とりあえずは、まずセゴビアにもう一泊するかしないかだ。正直肉体的な疲労もかなりたまってきており、少々熱っぽい気もする。居心地が良いセゴビアでもう一泊して体調を整え、残りの旅に備えるべきでは。と思いセゴビアにもう一泊することで宿にお願いしようと決意。あと何に悩むかといえばビルバオにあるフランク・O・ゲーリー氏設計のグッゲンハイム美術館を見に行くかどうかだ。マドリッドからビルバオまではかなり距離がありまた時間もかかる。セゴビアから行けばマドリッド経由で到着するのは夜である。ビルバオで一泊してそれからフランスに移るとしても、希望日時にフランスの最初にパリに着けるか否かということだ。次のフランスはパリ中心でTGV路線が放射状に張巡らされてあり、パリ発で観光プランを練らないことには計画が立てにくく、また予定観光場所が見れない恐れがある。それよりもコルドバに行き、イスラム様式の建築物『メスキータ』を見る方が自分のもつ世界観が広がるのでは?と両者を天秤にかけ真剣に悩む。明日セゴビアにもう一泊の休息滞在をしている間に結論を出そう。仮にセゴビアに一泊しなくセゴビアかコルドバかは結局どちらかに絞らないといけないのだから。またコルドバの首締め強盗にたいする恐怖もある。つらつら考えながら寝ることにする。
       番外編
         ここの宿について。非常に居心地がよく、レセプションはどの時間帯でも女性のみである。実際、異郷の地で旅を続ける中でも、特に優しい人は異性が圧倒的に多いと感じる。夜の時間帯のレセプションの若い綺麗な女性はこちらにも好感をもってくれているのか色々と親切だ。憧れのスペイン女性にしかも優しくしてもらいといった感じで不抜けた僕なのである。ひょっとしてだからもう一泊する決意したのか?向こうは英語喋れないのでコミュニケーションが難しい・・・スペイン語を集中して覚えるべきだったか!?

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インドアであったりアウトドアであったりといった感じですが基本はインドア派なのでしょう。無駄に街を散歩するのは好きです。
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