ナカのイチの、ミシンの煙

“ナカのイチ”がヨーロッパ旅行を機に立ち上げたブログ。旅行初心者の方にとって分かりやすい資料になればな~という軽い気持ちのスタートです。お目汚しですがご寵愛ください。他に建物、漫画、映画、怪談(?)など

2017-11

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パリ入り、しかし地獄

アヴィニヨン→パリ
IMGP2009.jpg


 アヴィニヨンからは少し離れたTGV専用の駅へバスで向かう。大阪でたとえるならJR大阪駅と新幹線のある新大阪駅の間が路線で繋がってなくバスで移動といったところか。
     アヴィニヨンTGV駅は自分のなかではスマッシュヒットの建物である。誰が設計したのか知らないが、うまい。建物の稜線といい内部のスロープをうまく使った広々としたプラン。カーンのキンベル美術館を少しだけオマージュというか参考にしたような通路。うまい設計である。今まで見てきた近代建築のなかでもかなり自分の中で上位にランクインする建築物である。これは日本に戻ってから調べよう。
    
    [地獄が待っていた]
 
で、電車に揺られて、13時過ぎにパリに到着。早速ホテルを決めてチェックインをしてルーブルへGO!だ!と思い一件目に行くも満室とのこと。まあガイドブックにも「パリには約1500件以上ホテルがあり、予約をしなくてもホテルは必ず見つかる。ただし人気の4つ星ホテルは予約が望ましい。」とかいてある。余裕だねと思い、二件目に行く。満室で無理とのこと。・・・なんか様子がおかしい・・・。気のせいだろうか?二件とも「予約しているか?」と執拗に聞いてきた。その後でしてない旨を告げると即お断りである。不思議なことではないが何か今までと違うような気がする。即答でFullと答えないことは予約済で未チェックインの空き部屋はどこのホテルにもあるということか?不思議なことでは無いが・・・。三件目にいくも予約の有無を確認された後に満室だと言われた。しかもそのあと「ツーリストインフォメーションで宿の予約をしたほうが良い。でないと今はパリでホテルに泊まれない。」と言われた。すぐ見つかるはずだったのに!?どうにも嫌な予感がする。なぜかというと比較的客室数の多いホテルにもあたってるのに空き部屋が無いということだ。これは今まで経験したことには無いことである。屈辱であったが日本のとある旅行代理店のパリ支社が近くにあったのでそこでホテルの斡旋をしてもらおうと思った。はあ・・・、最終地であったが、また自分に負けてしまった・・・。と、この時は思っていた。さすがに宿が確保できると思った上での不満であった。窓口に行くも対応の人の様子が変だ。曰く、先日僕の様な旅行者が来たとのこと。その人は20件自分で探し、それでも見つからず、ここの旅行代理店に泣きついてきたが、その後ここで探してもどこも満室で予約できす、あきらめて店を出て行ったとのこと。・・・・・・なに!?・・・・なにそれ!?・・・どういうこと??その後、105室あるようなホテルやその他のホテルにも手当たり次第に電話を掛けてもらうも結局確保できず。なんと僕もその先日の旅行者同様店をとぼとぼと出て行くしかなかった・・・。なんということか・・・。時間も15時に近づいてきた。ルーブルへ行く時間も無くなってしまう!というかホテルを探して今日が終わってしまう!って、ホテルが見つかるのか!?結局店を出て最初に目に付いた三ツ星ホテルに飛び込み一泊だけの条件で何とか確保できた。最終日くらいには三ツ星泊まりたいと思っていたのだが不可抗力である。そのまま明日からの二泊泊まれるホテルを探しに行くという選択肢もあったが、なんとしても今日中にルーブルを見なければと思い、シャワーを浴びてすぐにルーブルへと向かう。

    [ルーブル美術館]

     ホテルからルーブルへは徒歩10分以内といったところである。IMペイ(イオ・ミン・ペイ)氏のガラスのピラミッド鑑賞も堪能する暇を惜しみ、早速職員にききながら少し並んで「カルトミュゼ」の2日券を購入(カルトミュゼはパリ市内の主要な美術館を指定日数分なら並ばずに何度も入れる特別チケットである)。が、この時点で時間は16時前。ルーブルは木曜を除き18時に閉まる。また明日はルーブルは休みである。二時間しか見る時間がないので、お目当ての作品を見て周り、残った時間でその他の作品を鑑賞するという選択肢しかない。早速ダヴィンチの『モナ・リザ』を目指し、調べたり迷う時間もないので館内の職員に展示場所を聞きながら歩を進めると、目前には天井からの光にてらしだされた彫刻:『ニケの女神像』が大階段を上がったところにあるではないか!!ルーブルにあることは調べてなかったのでまさかの対面。ミケランジェロのダヴィデ像を見たときくらいの感動がある。上から注がれる光により、あたかも女神が地上に降り立ったかのような神々しさをかんじる。またその全身像が完全な姿で残っていないことが想像力を働かせ神々しさを増しているようだ。正直ヨーロッパの美術館は本当に素晴らしいと思う。日本ではここまで内部空間の大きい美術館をみたことが無く、ひきかえヨーロッパの美術館はその広々とした美術館の空間を存分に生かして、芸術作品それぞれが伸び伸びと展示されている印象である。モナリザの前にニケの女神をしばし鑑賞する。もちろん時計を確認しながらであるが・・・。
     次に要約念願の『モナ・リザ』への謁見である。正直人が多いが、しかたのないことである。その不思議な微笑みを凝視し、次に注目したのはその手である。全体を見ているとその手だけが浮き出ているというか、絵から手の立体が飛び出しているかのような感覚である。不思議な立体感。何故、浮き出て見えるのだろう?人物の占める空間とその背景の空間とのバランスにもひきつけられる。たいしたことかどうかは分からないが、なんせ、凄いミーハーな感じでモナリザを見ているわけだから、コチラも何かを感じとらないと!と思い必死である。絵画をじっと凝視していると人物の顔が変化していきながら見えるのは僕だけなのかな?男に見えたりと錯覚することもある。不思議なことである。
 次に『ミロのヴィーナス』。これは前2作に比べると自分にとって感銘を受けるところは少なかったが、印象としては、女性の体のライン、特に背中が色っぽかったと感じる。
     ミケランジェロの奴隷を題材にした彫刻もあり、これについても今回の旅行でファンになった彼の作品であるので時間を取って鑑賞。この人の彫刻は結構体をくねらせている像が多いと思った。「自分の技能の高さを証明するためにわざとかな?」とうがった考えをしたが、まあ彼の作品については特になにも文句はいうまい・・・。だが、製作途中の彫刻をみると相変わらず石から今まさに取り出そうとしている最中であるので、それを見る度に彼の見えているヴィジョンを想像するとあいも変わらず鳥肌がたつ。
     フィーメールの作品は美術館の中を迷っている間にタイムオーバーで鑑賞できず。駆け足ではあったが、目的の作品に対してはそれぞれ30~50分くらい鑑賞出来たので良しとしよう。また、ルーブルは古代のものや、あまり僕の好みでないルネッサンスものが多かったことも救いであったか!?(じっくりと観ればそれなりの発見はあったのではと悔やまれるのは事実であるが・・・。負け惜しみ?)
     その後、ガラスのピラミッドも数点写真に納め、コンコルド広場へと散歩する。ルーブルの夜景は後日にしよう。
     
     [アンラッキーデイは続く]
コンコルド広場へ明日からの宿の心配をしながら向かっていると、黒人のミサンガ売りにしつこく付きまとわれる嫌なこともあった。気持ちが落ち込んでいる時であったので、正直駄目押しのような感じでへこむ・・・。
コンコルド広場をぬけたところで、ソフトクリームを売っており、無性に甘いものが食べたくなった。今までイタリアを旅していた時でさえ、本場ジェラートに目もくれず、そんな金あったらビール買うわ!という感じであったのだが、今日で一気に肉体的にも精神的にも非常に疲れ、また朝、昼と食う暇が無かったので、それを目にした瞬間、旅に出て初めて甘いものを食いたい!という強い衝動に駆られる。も、並んでいたらなんと・・・一人手前で機械の故障・・・・・。なんやそれ・・・・(泣)。ほんま泣きそう・・・。凄くいやな記憶がフラッシュバックする。そう、忘れもしない悪夢のジェノヴァである。経験でわかる。無理に観光して少しでも嫌なことがあったら余計に落ち込む悪夢の連鎖である。今日の残りの時間は明日からのパリ滞在について作戦を練ったりとか、宿の確保であるとか、現実起こっている問題に対して対処して行こう!と決意。ホテル近くまでもどり、食事でも冒険はしたくなく、残り時間はおとなしくしておこうとラーメン屋にはいる。あまり美味くないミソラーメンを日本基準ではかなり高い金額を支払って食べ、狂相を浮かべながらホテルにもどる。おそらく眉間に皺でも寄っていたでは?レセプションのお姉さんにどこでホテルの予約できるか聞いて見たが、そこのオフィスは時間外でしまっているし・・・。旅行にきて一番最悪な精神状態である。
     部屋に戻りシャワーを浴びてから、もう電話の予約の度胸が無いとか言ってられない。片っ端から電話をしまくる。6件くらい軒並みアウト!が治安の悪くて有名な地域で何とか一件予約がとれたみたいだ。英語の自信が完璧でないので半信半疑である。念の為にメールも送っておいた。返事は無しだが・・・。
     ミニバーでビールを飲み、明日の宿が確保できたと仮定し、パリ周遊見学のプランを詳細に詰める。本日はこれにて終了。どちらにしろ予約を取れたと思わしき宿へは明日の朝に行ってみるしかない。・・・疲れた・・・。
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インドアであったりアウトドアであったりといった感じですが基本はインドア派なのでしょう。無駄に街を散歩するのは好きです。
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